歴史

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知恵の道具集

八幡屋礒五郎の七味唐からしは、七つの原料を別々に焙り、粉末にしてから調合します。
七つの原料にはそれぞれ特性があるので、それに合わせて焙り方や粉末のキメの細かさなどに気を配る必要があります。
七つの原料のおいしさを最大限に引き出すために、歴代の当主たちは道具にもさまざまな工夫を施してきました。
無いものは鍛冶屋さんに打ってもらい、改良を加えながら完成させていく。
独自の味を作るには、独自の道具が必要でした。今日の八幡屋礒五郎を作った立役者はこの道具かもしれません。
現在はオートメーション化されていますが、これらの道具が担ってきた製造へのこだわりは引き継がれています。

八幡屋特製の匙

八幡屋特製の匙

手刷りの和紙袋に七味唐からしを掬い込むための2匁(約8g)用匙です。当時はひとつひとつ計量はせずに匙加減でした。

目方用計量器

1匁から一貫メまで支点の鈕を変えることで計量できました。

目方用計量器
石臼

石臼

大正時代までは、唐辛子、薬味すべて石臼で碾いていました。

三枚刃の道具

三枚刃の道具

陳皮は乾燥したみかんの皮を砕いて、焙り、粉末にして作られます。その際、みかんの皮は乾燥すると石のように固くなり、製粉機にかけてもはぜて飛んでしまうため、人の丈ほどもある三枚刃の道具で突いて細かくしていました。

篩(ふるい)

篩(ふるい)

白薑、紫蘇を製粉機後に篩にかけました。作業はすべて手作業。物によって目が違う。山椒の種子と果皮の選別用は大型のものです。

小袋の手刷り道具一式

1930年代まで、小袋は和紙を裁断し、版木を使って一つずつ印刷していました。

小袋の手刷り道具一式

ハリッカ

煎り上がった唐辛子を入れる容器。ザル状のものに和紙を複数重ねて貼り、柿渋を塗ったもの。

ハリッカ

調合箱

善光寺の堂庭(境内)でお客様の好みに合わせて販売していた頃の調合用の木箱。素材ごとに区分され、小さじで調合して大小の袋に詰めて販売していた。

調合箱

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