朝晩は過ごしやすく、昼間に外で作業していると少し汗ばむような季節になってきました。
自社農場の周辺では満開だったリンゴの花が散り始め、春の終わりを実感しています。
種まきが一段落した自社農場では、次の作業のピークを迎え始め、育苗用のビニールハウスと畑を忙しなく行き来しています。
まずは苗の育苗。「苗の出来がその年の作柄を決める」、苗半作という言葉があります。
ビニールハウスには3万株以上の苗たちがぎっちりと並んでおり、外の環境でも立派な苗になるよう工夫をして育てています。
トウガラシたちが順調に育つなか、存在感のある赤紫色の山が...
自社農場の定植のトップバッターであるシソです!今年は去年よりかなり成長が早く、シソの育苗コンテナだけこんもりしています。
かき分けるとシソ特有の甘酸っぱい香りが......種まきから1か月と少し、植物の成長は早いものですね。
育苗と同時に、鉢上げというポットに移し替える作業も進めています。
お手製の棒でスタンプのように穴を開け、ぐるりと根が張ったセル苗をポットに移し替えます。
鉢上げ後は定植まで、さらに立派な苗になるように育てていきます。
ハウスの中がカラフルなポットで埋め尽くされていく様子を見ると、長いようで短い育苗期間の終わりを実感します......
ポット苗たちに水をあげたその足で畑に向かうと、こちらでも定植の準備が始まっていました。
定植とは、育ててきた苗たちを収穫までの舞台となる畑に植える作業です。
とある圃場では、固くなった畑の土を丁寧にほぐしていく、耕うんをしていました。
耕うんは、やればやるほど土がふかふかになるので、トラクターを効率よく活用して土を起こしていきます。
そして別の圃場に行ってみると......
この時期だけに現れる、シャチホコのような反りがかっこいい、トラクターのマルチ引きの姿です!
マルチ引き専用の作業機を付けたロータリーをガチャンと下ろし、1本40mほどのマルチを張っていきます。
半分進んで振り向けば少しくねくねしていたり......マルチを直線に張ることも意外と簡単そうで難しいのです......
その分直線で引けたときの嬉しさはすごく大きいです!
6月まではこのマルチ引きと並行して、定植もどんどん進めていきます。
定植の様子は次回のブログでご紹介したいと思います!
このように、今の時期は自社農場の作物たちが上がる舞台の準備で大忙し!天気と相談しながら、しばらくは育苗やマルチ引きが続きそうです。
明日も晴れますように......