秋も終わりが近づき、北信五岳の山々にも冠雪が見られるようになりました。
朝の濃霧と昼間の日差しの暖かさ、日の入りの早さで「そろそろ冬が来るな......」と実感します。
全ての畑で収穫を終えた自社農場では、圃場の片付けと冬支度を急いで進めています。
まずは来たる降雪に備えた準備から。
とある日、自社農場の片隅で「上に！」や「もう少し下！」という掛け声が聞こえてきました。覗いてみると、何やら大きな乗り物と格闘する姿が......。
試行錯誤すること20分、農場から大きな影がやってきました。
自社農場の冬に欠かせない、「除雪用の腕」を付けたトラクターが今年も登場です。
除雪機も準備万全！雪予報も出てきているので、活躍する日が近い予感がします......！
除雪の機械の準備が終わったら、次は自社農場の自慢である山椒と花椒の畑に移動します。
厳しい冬を超えるための「寒肥」と今年の実りに感謝する「礼肥」をあげるようです。
山椒と花椒の肥料は木を中心に円状に撒くので、畑のいたるところにミステリーサークルが出来上がっていきます。彼らの紅葉と落葉でも季節の流れを感じます。
来年の5月、元気な新芽たちに出会えるのが今から楽しみです！
帰るまでが遠足というように、来年の畑の準備をするまでが自社農場の役目です。
そのため、もちろん畑の土のメンテナンスも欠かせません。根っこの片付けやマルチの回収、おがくず撒き......。
来年もふかふかで作物が育ちやすい畑になるよう、冬が来る前の短い期間で作業をこなしていきます。
自社農場の畑たちは、今年もたくさんの作物を作ってくれました。来年も良い唐辛子が実るようにじっくり休んでほしいです。お疲れ様でした！
